ご自宅で登場する料理の中でも特に一般的なものとして鍋料理がありますよね。 出汁や具材の組み合わせで様々なバリエーションがあるため、多くの方に愛されている鍋料理ですが水炊きをご自宅で作ったことはあるでしょうか? なかなか自宅でつくる水炊きがうまくできない。 今回はそんな方にむけて、博多風水炊きの美味しい作り方をご紹介させていただきます。
博多風水炊きとは?
博多風水炊きとは、味付けをしていない水やお湯に鶏肉や野菜などの具材をいれ、 そのまま煮ることで素材の味を引き出していただくという鍋料理になります。 醤油や味噌、塩などの味付けを行った出汁を使用する寄せ鍋との大きな違いは、 素材の味をそのまま引き出すのでより味わい深いものとなる点です。 おなじく水炊きの種類に、関西風水炊きというものがあります。 こちらはただの水やお湯ではなく、昆布ベースのシンプルな出汁を使用します。 関西風水炊きでも素材の味は十分に引き出せるのですが、博多風水炊きではその引き出し方がより一層強くなるというイメージです。 用意するものが簡単であり、調理方法も難しくないことからご自宅でも作ることが多い鍋料理の一つとなっています。
材料
では、博多風水炊きにはどのような材料が必要なのでしょうか。 一般的には、以下の材料で作っていきます。 <鶏のスープ(白湯)> ・水 … 6L ・鶏胸肉 … 1枚 ・鶏もも肉 … 1枚 ・手羽先 … 300g ・鶏ガラ … 200g ・長ネギ … 1本 ・生姜 … 1片 ・コショウ … 10粒 ・日本酒 … 100ml <具材> ・鶏もも肉 … 200g ・白菜 … 200g ・えのき … 1/2袋 ・水菜 … 1/2袋 ・長ネギ … 1本 ・絹豆腐 … 1/2丁
ワンランク美味しく作るポイント3つ
ではここで、博多風水炊きをよりおいしく作るためのポイントを3つご紹介させていただきます。
肉は骨付きを選ぶべし
博多風水炊きは、具材から味を引き出します。 そのため、通常のもも肉だけでは味が薄くなりがちになってしまいます。 より、味を引き出すためにも鶏がらなどの骨付きの肉を入れるようにしましょう。 もちろん、入れる肉の種類が一種類でないといけないということもないので、 もも肉と鶏がらなど、骨付きの肉と可食部分のみの食べやすい肉を一緒に使っていくのが 美味しく食べられる秘訣となっています。
具材はシンプルに
博多風水炊きは、鶏肉自体の味を楽しむものです。 そのため、薬味の入れすぎには注意してください。 味が濁ってしまいます。 また、最初の一口はポン酢にもつけず、そのままいただくことをお勧めします。 鶏本来の味を存分にお楽しみください。 そのため、野菜などの鶏肉以外の具材も、あくまで主役の鶏肉を引き立たせるためにシンプルなものが選ばれています。 野菜を入れすぎて鶏肉の味が消えてしまわないよう作っていくのが美味しい水炊きのコツです。
ポン酢はできれば自作する
こちらは、少し工程が必要なので難しい場合もありますが、ポン酢は自作したほうがおいしいです。 水炊き、特に博多風水炊きはそこまで強い味が出ているわけではないため、一緒にいただくポン酢の風味が色濃く出ます。 そのため、市販のポン酢ではなく自作したほうが味の調節が可能になり、あなたにあった唯一のポン酢で水炊きをいただくことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回は、博多風水炊きをご自宅で美味しく作るための方法についてご紹介させていただきました。 ただ、博多風水炊きはシンプルがゆえに素材一つ一つのこだわりで味が大きく変わります。 当店では、本場博多で生まれた伝統ある、こだわりぬいた素材を使った水炊きをご用意しておりますのでご自宅の水炊きだけじゃ満足できないという方は、ぜひ一度ご来店くださいませ。
2020-07-31 21:11:43